日中韓俳優出演3ヵ国語版
『旅…神話から"今"へ』
構成・演出:岡田圓
出演:花傳[KADEN]シアター・カンパニー
上演スケジュール
【日程】
9月21日(土)18:30
9月22日(日)18:30
【会場】
利賀岩舞台
花傅 [KADEN]Theater Companyは主宰・演出家である岡田圓によって2006年に発足された劇団である。6歳から俳優活動を開始した岡田は、能・狂言・神楽・歌舞伎などの伝統芸能に加え、新劇・芸能界で演技の基礎を学んだ後15歳で渡仏。3年間フランスにてパントマイム、現代舞踊、コメディア・デラルテといった西洋の身体表現を学び帰国。以降伝統(トラディショナル)と現代(コンテンポラリー)の融合を念頭に置いた独自の創作活動を続けている。日本の古典技法(能・歌舞伎舞踊・神楽)を根幹とした身体表現に、西洋の身体表現(マイム・仮面劇・コンテンポラリーダンス)を融合した独自の表現方法を用い[和の美][常世(Tokoyo)と現世(Utsusiyo)の狭間][夢幻(Mugen)]をコンセプトに、東京の小・中規模劇場を中心に数多くの演劇作品を発表。2007年には世界的な演出家・鈴木忠志(劇団SCOT/演出家)によって創設された[利賀演出家コンクール]にて優秀演出家賞を受賞。その後、日中韓で開催される[BeSeTo演劇祭]への参加や、東京都主催事業である[アジア舞台芸術祭]での国際協働製作、2011・12年にはインド最大級の演劇祭[BRM(12,13年)ITFOK(12年)]へ招聘され、観客動員、延べ2500名を記録。耽美かつ幻想的世界観の演劇作品によって高い評価を得る。現在は千葉県木更津市(君津郡市)へ活動拠点を移し、海外アーティスト等との国際協働製作による作品を発表するなど、国内外で精力的に創作活動を行っている。
イエイツ作の戯曲「鷹の井戸」をもとに、日中韓3ヵ国の創世神話を織り交ぜ、現代人が抱える「今」と「その先の共存」の可能性を探り、描く。利賀演劇人コンクール優秀作品賞受賞の岡田圓が挑む国際共同作品。利賀から世界に向けて創る新作。