『多情という名の病』
作・演出:ソン・ギウン
出演:第12言語演劇スタジオ
上演スケジュール
【日程】
11月5日(火)19:00
11月6日(水)18:00
【会場】
新国立劇場 小劇場
ソン・ギウンは、演出家、劇作家、第12言語演劇スタジオ代表。韓国BeSeTo委員会委員。延世大学国語国文学科在学中に東京外国語大学に留学、その後、韓国芸術総合学校演劇院で芸術修士課程修了。2006年に、『三等兵』を作・演出、以後『朝鮮刑事ホン・ユンシク』、『若き我らの青春』、『多情という名の病』など優れた作品を数多く発表している。また、日本の戯曲の翻訳、演出にも精力的に取り組み、特に平田オリザに関して『平田オリザ戯曲集』の翻訳や〈科学3部作〉の演出などを手がける。『カガクするココロ-森の奥編』(平田オリザ原作)の演出で大韓民国演劇大賞優秀作品賞を受賞。
第12言語演劇スタジオ(12th Tongue Theatre Studio)は、演劇というジャンルを出発点として、新しい創作と表現の方法を見出すことを目的とする若手アーティストのグループ。文学作品の舞台化、一連の科学シリーズ作品、海外とのコラボレーションなど、他ジャンル・他分野・他文化圏との境界線を行き来する作業にも積極的に挑戦している。名称は、韓国語を使用する人口の数が 世界で12番目だと推定できるという統計資料に由来する。『多情という名の病』は、2012年に韓国国立劇団との共同制作作品として初演された。
一夫一婦制に疑いを抱いていた「僕」は、複数の男たちと遊ぶユニークな女「タジョン(多情)」の愛人になった。特別な時間と秘密の関係を楽しむが、彼女の男女関係は不安定かつ理不尽で「僕」を混乱させた。そして「僕」はいつしか、彼女の唯一の恋人になりたいと思うようになる…。
優れた感受性と言語への探究心にあふれた戯曲を繊細で緻密に演出。いま韓国演劇界で最も注目を集めるソン・ギウンの代表作。(日本語字幕つき)